言いたいことは言おう ~ストレス溜めないため

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自己肯定とメンタルケア
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会社員をやっていると我慢することが多い。上司からの指示があれば嫌な仕事でもやらなければならないし、納得できない業務でも従わなければならない。給料をもらっている以上、ある程度の我慢は仕方がないのだと思う。しかし、我慢することの最大の理由は上司に好かれたい、出世したい、周囲の同僚からも「できる人」と思われたいという評価なのだと思う。多くの会社員は人事評価や人間関係の評価が気になるので自分の感情を抑えて仕事をしているのだと思う。

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私も40代前半までは

私自身も40代前半までは、指示されたことには素直に従い我慢しながら頑張ってきたつもりである。理不尽な指示や長時間の残業、休日出勤にも耐えてきた。しかし結果はどうだったか。評価は上がるどころか、むしろ損なうことの方が多かった。頑張ったが努力が報われず、むしろ頑張っても評価されないという感覚ばかりが積み重なった。

ASDやADHDの検査を受けたのもその延長である。そして昇進も12年間していない。多くの後輩にも抜かれ、正直「頑張っても無駄」という境地に至っている。今でも職場で時々親切心からか「頑張れば報われる」という言葉を言う人もいるが、私はもうその段階を通り越してしまった。

開き直りの境地に至ると

そうなると人は一種の「開き直りの境地」に入る。評価もどうでもよくなり、周囲に好かれたいとも思わなくなる。まさに私はその状態にいるのだと思う。

この境地に至ったためか、最近では理不尽だと思うことや、やりたくない業務についてははっきりと自分の意見を言うようになった。もちろん、それで怒られることもあるだろうし、評価も下がると思う。しかし、すでに評価されていないのだから、これ以上下がったところで何も変わらないと思っている。最悪クビになっても構わないとすら思っている。

むしろ、会社都合でクビになった方が良いのではないかと思うくらいだ。失業保険も長期で受けられるし、退職金が上乗せされる可能性もある。親や親戚への面倒な説明も「会社都合で辞めた」と言えるので、ある意味好都合である。

我儘と思われても

「言いたいことを言う」という行為は、周囲から「我儘」「自分勝手」と思われるだろう。社会人失格という意見もあるかもしれない。確かにこのような見方も正しいと思う。

しかし意外だったのは、私が我儘に見える意見を言ったとき、同意してくれる人がいたことである。私もただ単に面倒だからやりたくないと言っているわけではない。「やりたくない」と感じる理由には私なりの合理的な部分もあるからだ。たとえば「遣り甲斐がない」「無駄だと感じる」「やっても評価されない」「自分の意思に反する」などである。おそらく、このような気持ちは、多くの同僚も実は抱えているのだと思う。ただ普通の人ならば、評価が気になって口に出せないのだと思う。だから私が代弁しているように映るのかもしれない。

やりたくないことはストレスになる

人間は機械ではない。感情があり、やりたくないことはやりたくないのである。別の記事でも書いたが、やりたくないことを無理やりやらされるのはものすごいストレスになる。

もちろん「会社員なのだから文句を言わず指示に従って働け」という意見も理解できる。だが、感情を押し殺しそれを続けていると、心身はどこかで壊れてしまうのではないかと思う。

ストレスを溜めないために言う

今では私は、ストレスを溜めすぎないために、思ったことは意見として言うようにしている。言葉にすることで、自分の気持ちを整理できるし、多少はストレスが和らぐ。

評価もされず、昇進もできず、ストレスの蓄積により心身の健康まで失ったら本当に人生が詰んでしまう。そうならないためにも、感情を押し殺さず自分の意見を出すことは必要だと思う。

ある程度開き直って言いたいことを言う方が、精神的には健全であるのだろう。嫌われてもいい。評価が下がってもいい。最悪クビになっても構わない。それくらいの覚悟があれば、会社員生活も少しは気楽になるのではないだろうか。

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