自由を得るために働く

スポンサーリンク
雑記・気づき・日常
スポンサーリンク

普通の人は、何かしらの形で働いて収入を得ていると思う。
そして日本では、多くの人が会社員として雇われの立場で働き、給料をもらって生活している。
私も例にもれず会社員であり、会社からの給料で生活をしている一人である。


会社員は何を目的に働くのか

改めて「会社員として働く目的」とは何だろうか。
出世して偉くなりたい、たくさん稼いで良い生活をしたい、会社や社会に貢献したい――こうした目的を挙げる人も多いと思う。

しかし、多くの人にとって一番の目的は「生活費を稼ぐこと」ではないだろうか。
結局のところ、家賃や食費、税金、社会保険料など、生活するためにはお金が必要である。
そのために働く。多くの人がそうであると思う。

その上で、「どうせ働くなら少しでも良い生活をしたい」「せっかくなら出世したい」と思う人が次に続くのだろう。

だが現実として、誰もが希望通りに出世できるわけではない。
むしろ大半の人は、思うように評価されず、上司や組織の都合で翻弄されながら働いているのではないかと思う。


私の場合

私も会社員として20年以上働いているが、多少なり若いころは出世して偉くなりたいと思っていた。
しかし、現実はそう甘くなかった。
13年間も昇級せず、今ではすっかり出世レースから外れてしまった。
その結果、出世して偉くなりたいという目標は、とうの昔に消えてしまった。

会社員としてたくさん稼ぐには昇級が必要である。
偉くならなければ給料は上がらない。

しかし出世のレールから外れた者にとって、それは極めて困難である。
実際、私のような平社員がいくら頑張っても、給料の上がり幅は限られている。

しかも、会社員は稼げば稼ぐほど税金や社会保険料が重くのしかかる。
私はまだ「偉くない」ので実感は薄いが、上司たちはかなりの割合を控除されているだろう。
そう考えると、「頑張って偉くなって給料が増えても、結局手取りは大して変わらないのでは」と思えてしまう。

「会社や社会の役に立ちたい」という気持ちは、誰しも多少は持っていると思う。
私も、自分の得意なことや好きなことで貢献できればやりがいを感じる。
しかし会社という組織では、やりたい仕事ができるとは限らない。

配属先や担当業務は、本人の希望ではなく会社の都合で決まる。
要するに「運」である。
運よく自分に合った仕事を任されれば幸せだが、残念ながら私はそうではなかった。


なぜ私は働くのか

以上のように、自分がなぜ会社員として働いているのかを改めて考えてみたが、正直なところ、前向きな理由はあまり見つからなかった。

その理由をもう少し掘り下げてみると、「自分に選択権がない」ことに気づいた。

昇進も昇級も、配属先や仕事内容も、すべて会社が決める。
多少の意見は言えるかもしれないが、最終的な判断は会社であり、従わざるを得ない。
つまり、自分の人生であるにもかかわらず、選択権の多くを会社に握られているのだ。

それでも私は会社員として働き続けている。
なぜか。
それは、働いて得たお金を投資に回しているからである。
生活費を差し引いて残った分を、コツコツと投資信託や株式に回している。
その目的は単純で、「給料以外の収入源を作りたい」からである。

もし給料以外の収入があれば、会社に縛られる必要はない。
昇進できなくても、嫌な仕事を押し付けられても、「辞めよう」と思える選択肢ができる。
つまり、「自由を得る」ことにつながる。


自由を得るために働く

私の結論はここにある。
会社員として働く理由は、最終的には「自由を得るため」である。

もう出世も昇級も望めない。
この年齢になると希望の部署に異動できる可能性も低い。
そんな中で感じるのは、会社員であることの「不自由さ」である。

私は豪華な生活をしたいわけではない。
ブランド物を買いあさったり、タワマンに住みたいとも思わない。
ただ、自分で時間や仕事を選べる自由がほしい。
やりたくないことを無理にやらずに生きていきたい。
そのためには、会社に依存しない経済的基盤が必要である。

最近流行の「FIRE(経済的自立と早期退職)」という言葉も、結局は自由を求める考え方だと思う。
「会社に縛られず、好きなように生きたい」という願望の表れである。
私も例外ではなく、まさに同じ思いを抱いている。

今でも会社員を続けているのは、自由を得るための準備期間だと考えている。
毎月コツコツと投資に回し、資産を増やしていく。
その積み重ねが、将来自分の選択肢を広げると信じている。

私は、自由を得るために働いている。
会社のためでも、上司のためでもなく、自分のために。
この思いがある限り、たとえ今の職場がどんなに不自由でも、私は前に進んでいけると思っている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました