ダメリーマンあるある 〜私のダメっぷり〜

職場での出来事・エピソード

私は社会人として20年以上勤めているが、いまだに平社員である。年齢は47歳。同期は係長や課長になっている中、私は12年以上昇進していない。今回は、そんな「ダメリーマン」のダメなところを挙げてみた。

①複数タスクに弱い

一度に複数の業務を頼まれると、頭の中が混乱する。何から手を付けて良いか分からなくなり、結果として重要な依頼を失念する。タスクの優先順位付けが苦手で、対応漏れや遅延が起きてしまう。そして、関係者に迷惑をかけてしまう。

②根回しと調整が苦手

根回しと調整は会社員である以上、必須のスキルであると思う。
しかし、私には調整と根回しは本当に難しい。
自分なりに準備をしても、周囲と調整したつもりでも「勝手に進めた」と受け取られ、叱られることがよくある。そして調整不足、確認不足と判断され、再び叱責される。
さらに調整したつもりでも、確認すべき事項に気づかず、後になって「なぜその場で確認しなかったのか」と問い詰められることが多い。「お前はガキの使いだ」と言われたこともある。それぐらい調整がへたくそなんだろう。

③主体性と受動性の板挟み

調整不足、確認不足を防ぐため、上司に確認、相談しようとすると「もっと自分で考えて動け」とか「主体的に動いて」と言われる。
逆に、自己判断で進めると「勝手にやるな」「上司に断ってからやったのか?」と叱られる。この「さじ加減」が私には難しい。
普通の人は、どこまでが報告・確認すべき事項で、どこからが自分の裁量で動くべきかが分かるのだろうが、私はその境界線が今でもわからない。
私にとって普通の人がやっている、この境界線の判断は魔法使いか手品師並みのスキルに見える。

④空気と常識が読めない

ビジネス社会では「本音と建前」を使い分ける力が求められるが、私はそれがうまくできない。建前を真に受けてその通り動いたら、怒られたこともある。
また、職場の冠婚葬祭の取りまとめにおいて香典の書き方、送付方法を誤り、注意を受けたこともある。社会人としての「常識」が欠けていると言われても仕方がない。
最近では「常識とは何か」を考えさせられる。

⑤部内会議での質問

会議で「何でも質問してよい」と言われたので、実際に質問したところ「会議の場で聞く内容ではない」として、呼び出されて叱られた経験がある。しかも、違う上司から二度叱責された。自分では質問しても問題ないと思ったが、職場には「聞いてよい空気」と「聞いてはいけない空気」という暗黙のルールが存在しており、それを読み違えたのだろう。「本音と建前」を区別できなかった事例でもあると思う。

⑥ケアレスミスの多さ

文書や資料において誤字脱字が多く、一部を修正しても、関連箇所の修正を忘れるなどの「水平展開ミス」をよく起こしてしまう。その結果、提出後に再度手戻りが発生する。
さらに酷いことに、誤字脱字の個所に気づかないこともある。

⑦怒られると頭が真っ白に

上司に強く叱責されると、頭が真っ白になり、それまでやっていたことをすべて忘れてしまう。気づけば、作業の途中で思考停止している。これにより、さらにミスが重なって悪循環に陥ることもある。
会社員たるもの常に平常心が求められるのだろうが、叱られたことをしばらくは引きずってしまい、さらにミスを誘発する。

⑧周囲の目と現実

おそらく、職場の多くの人には「典型的なダメ社員」として見られていると思う。上の世代からは「空気が読めない」「普通のこともできない」と思われているだろうし、下の世代からも「ミスが多い人」「的外れな行動をする人」と認識されていると感じる。
おそれくリストラが始まれば私が一番にその候補に上がると思う。

⑨それでも関わってくれる人がいる

そんな中でも、私に声をかけてくれる社員が少なからずいる。中には「少人数で飲みに行きましょう」と誘ってくれる後輩もいる。私は仕事のアドバイスはできないが、仕事外の趣味や人間関係づくりについてなら少しはアドバイスできるかもしれない。そういった「物好き」な社員に対しては、仕事以外の面で役に立ちたいと思っている。

おわりに

「ダメリーマン」としての自覚はある。だが、それでも自分なりに誠実に働いているつもりである。

今回の記事では私のダメっぷりの一部を記載した。
これ以外にも信じられないミスやしょうもない失敗をしたこともある。
機会があれば、この他のミスや詳細な失敗談も記載していきたい。
私のダメさが同じように職場で苦しんでいる誰かの慰めになれば、それだけで書いた価値があると信じている。

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