飲み会は「仕事」なのか?〜筆頭チームの宿命

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職場での出来事・エピソード
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担当業務が「飲み会」を引き寄せる

会社で筆頭チームに配属されていると、定例会議や社外対応に加え、「懇親会付き会議」という名の「飲み会付き業務」に直面する機会が多い。私自身も担当業務の関係で、逃げられない飲み会に参加せざるを得なかったことがある。

もちろん、議事録の作成や資料配布といった業務対応は行う。しかし、残業でもないのに懇親会まで出る必要があるのか?というのが率直な疑問である。

私の思いはこうだ。

  • 懇親会は偉い人が対応すべきである
  • 平社員は後片づけと議事録作成を担えば十分である
  • 給料も偉い人ほどもらっていないのに、懇親会のため出費は避けたい

特に家庭を持っている身からすれば、「行きたくない飲み会への出費」は生活に直結する問題でもある。

上司との押し問答、そして妥協

昨年、懇親会付きの会議が設定された際、上司との間で参加の可否を巡り、激しい押し問答が繰り広げられた。

上司はこう言った。

「会社員である以上、こういう飲み会はついてくる」
「お前も将来、こういう場に出るのが当たり前になる」

おそらく、上司は私に「偉くなったらこのような飲み会は避けられない」ということを言いたいのだと思った。
だが、私はもう12年間も昇進していない。このような言葉は私には響かず、「自分には関係ない」としか思えなかった。

それでも、最終的には私が折れた。上司が私の言い分に一定の理解を示してくれたこと、また関係性を悪化させたくなかったこともあった。

幸いにも、参加費は会社の経費で賄われ、私の実費負担は交通費のみで済んだ。また、もう一人の係長が懇親会の司会などを代わりに引き受けてくれたことも、救いであった。

筆頭チームに付きまとう「幹事リスク」

筆頭チームにいると、「飲み会の幹事をやらされるリスク」が常に付きまとう。
特に近年は、チーム内に係長が複数人、担当が一人といういびつな構成も珍しくない。そのような体制では、幹事役が一人の担当者に押しつけられる傾向がある。

前任部署では、実際に筆頭チームの担当者が毎回幹事を務めていた。その人は私ほど飲み会嫌いではなかったようだが、歓送迎会、忘年会、新年会…と、毎回幹事を任される度に気の毒に見えた。

幹事業務にはマルチタスクが求められ、非常に負担が大きい。

  • 参加者への出欠確認と費用徴収
  • 会場予約、料理と飲み物の調整
  • 偉い人の挨拶タイミングの管理
  • 飲み会中の気配り
  • 飲み会後のタクシーの手配 など

しかも、幹事自身はゆっくりお酒を飲めず、場を仕切らなければならないうえ、会費も徴収される。残業代もつかないので本当に気の毒だ。

現状と私のスタンス

今の私の状況も、前任部署の状況と非常に似ている。筆頭チームであり、係長が2人、そして私一人が平社員という構成だ。

正直なところ、忘年会の幹事などやりたくないし、そもそも飲み会に行きたくない

だが一方で、「飲み会に来ない人」というイメージが定着してしまっている自覚もある。
そのため私が、また逃げた場合、別チームの若手に幹事が回る可能性が高く、それはそれで気が引ける。

結局、部全体の飲み会の話が上がるたびに、心の中でもやもやが募ってしまう。

私の結論:飲み会は「好きな人」で回してほしい

飲み会を完全に否定するつもりはない。好きな人同士で楽しくやるのは良いことだと思う。
しかし、筆頭チームだから、若手だからという理由で幹事を押しつけるような風潮は、もはや時代遅れである。

幹事も、ある程度裁量のある立場(係長クラス以上)や、飲み会が好きな人にお願いすればよいと思う。意外に飲み会や幹事が好きという人もいると思う。

嫌がる人に幹事をやらせれば、「強制参加」につながり、パワハラのリスクもあると思う。

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