出世競争から降りたら見えた、意外な自由

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出世できないことにも意外なメリットはある

出世できないことにも意外なメリットはある。
出世できないことは、多くの人にとってマイナスのイメージが強い。
私自身、昇進できなかったことを肯定するつもりはないし、負け惜しみと思われても構わない。
しかし、あえて「出世できなかったことのメリット」を考えてみた。意外に多くの利点があると感じた。

1. 無駄な会議に出る必要がない

管理職や責任者になると、部やグループの代表として多くの会議に出席しなければならない。さらに会議の前後には細かい根回しや資料確認もあり、時間を大きく奪われる。
一方、平社員であれば、自分の担当業務に関わる会議に補佐や議事録作成役として参加する程度で済む。社内関係者との根回しをする必要もなく、本来の業務に集中できる時間が確保しやすい。

2. 定時に帰りやすく、自分の時間が手に入る

昇進すれば、承認資料のチェックや関係部署との調整など、担うべき業務が増える。管理職ともなれば、さらに上位の上司への根回しや接待にも参加しなければならない。結果として残業や休日対応も避けられない。
これに対し、平社員は自分の業務を終えれば帰りやすい。プロジェクトや重要案件など残業が発生しやすい業務を任される機会も少ない。
定時退社が習慣化すれば、趣味、自己啓発、社外交流、副業など、人生の幅を広げる活動に時間を割くことができる。

3. 部下の管理をする必要がない

部下の管理は想像以上に負担が大きい。自分の業務で手一杯な状況に加え、部下の育成や評価を行わなければならない。
さらに近年はパワハラ・セクハラなどハラスメントに関する配慮も必要で、強く指導することも難しい。
昇進しなければ、こうした部下の管理業務を担う必要がなく、自分のペースで業務に取り組める。

4. 出世競争や社内評価を気にしなくてよい

昇進が見込めない立場になると、出世競争や社内評価へのこだわりが薄れる。
その結果、納得できない業務や発言に対しても「No」と言いやすくなるし、空気を読まなければならない場面でも気にせず意見を述べられる。
残業や休日出勤、行きたくない飲み会やボランティア活動も断りやすくなり、精神的な負担が減る。

5. 資産運用や副業への心理的ハードルが低い

私の世代以上には、会社に尽くすことを美徳とする価値観を持つ人が多い。そうした人は資産運用や副業に抵抗を感じやすく、会社外で稼ぐことを「良し」としない傾向もある。
一方、昇進できない社員は愛社精神がさほど高くないため、資産運用や副業にも抵抗が少ない。会社からの収入が増えない分、収入源を分散する発想にもなりやすい。
この柔軟さが、将来の不確実性に備えるうえで大きな武器になることもある。

まとめ

出世できないことは必ずしも不幸ではない。むしろ、会社人間にならず、自分の時間と自由を確保できるという大きなメリットがある。
もちろん、昇進の道を目指すのもひとつの生き方だが、出世競争から降りたことで得られるものも意外に大きい。
特に、時間と心の余裕は金銭では買えない価値があり、それを享受できる環境も悪くは無いと思う。

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